山菜のなかでも高い人気と知名度を誇る「タラの芽」は
冬から春にかけてよく見る食材ですよね。
なかには食べたことがない、という方もいるみたいですが、
タラの芽は美味しいだけでなく、栄養価も高い食材のひとつです。
とはいえ、どんな栄養があってどんな効能があるのか知らない人も多いと思います。
そこで今回は山菜の代表タラの芽の栄養と効能、そして旬の時期をまとめてみました!
タラの芽の栄養と効能とは?
まずは、意外と知らないタラの芽の栄養と効能からご紹介します!
豊富なカリウムで高血圧予防
タラの芽の特徴として豊富なカリウムが挙げられます。
カリウムは体内のナトリウム(塩分)を体外に排出するので
「高血圧予防・改善」に効果のある成分です。
山菜をよく食べる人が高血圧でないのはタラの芽のおかげと言われているほどです。
また、タラの芽にはナトリウムも含まれており、カリウムとバランスよく働いて
「むくみ予防」「糖尿病予防」「疲労回復」などの効果も得られます。
多彩なビタミン群で体調ばっちり!
タラの芽にはビタミンA(β-カロテン)、ビタミンB1・B2、ビタミンCをはじめ、
ビタミンEとビタミンKも含むビタミン豊富な食材なんです。
ビタミンA・B・Cは言わずもがな、
ビタミンEには「貧血予防」「動脈硬化の予防」
さらにはシミ、更年期障害を和らげる「アンチエイジング効果」に期待ができます。
そして、あまり知られていないビタミンKは
カルシウムを吸収する働きをあげてくれるので「骨粗鬆症の予防・改善」や
「成長期の骨が伸びるサポート」にも効果があるビタミンですよ。
ミネラルたっぷりだから体調も万全!
ビタミンだけでなく、鉄分・リン・マグネシウム・亜鉛などミネラルも豊富なタラの芽。
現代の不足しがちなミネラルもこれひとつで摂取できるので
体調もよくなり、毎日を快適に過ごせることと思います!
タラの芽はいつ食べられるの?また、どこで採れるの?
栄養満点のタラの芽ですが、一年を通して食べることはあまりないと思います。
どの野菜や果物も旬があるように採れる時期、採れない時期があるからです。
では、タラの芽が採れる時期はいったいいつごろなのでしょうか?
天然物は春、養殖物は冬
タラの芽は自然のものをとろうと思ったら冬が明けた春にしか取れません。
寒い時期を越えたのちにその芽を出すからで
地域にもよりますが4月の上旬~6月くらいまでと言われています。
収穫時期が短い天然物、その需要に応えるためにハウスで栽培される養殖物もあります。
ハウスの養殖では早くて12月から出荷され、ピーク時で3月頃まで出回ります。
タラが採れるのはどんな場所?
山菜の王様と言われるだけあって、全国の里山で採ることができます。
しかし、山ならどこでも採れるというわけでもなく、
日のよく当たる場所で林道の周辺や斜面などに生えています。
一目見ればタラの芽だとわかると思うので探すのは簡単なのではないでしょうか?
近所に生えていそうなスポットがありそうなら、是非探してみてください。
最後に
いかがでしたか?
タラの芽は栄養のある食材とは知られていないことが多いです。
美味しいから食べる、という方も多いですが
これからは健康にいいから食べるというのもいいと思いますよ!
タラの芽は全国で採れるため、スーパーや八百屋などでも売られていますし、
もちろん、自分で見つけて採ることもできるので機会があれば探してみてください。