冬の寒さが厳しくなってくると大活躍するカイロ。

多くの人は一度使ったら効果がなくなる

「使い捨てカイロ」を愛用しているのではないでしょうか？

でも、使い捨てカイロは熱を発生させるアイテムなので

捨てる時にほかのゴミが燃えないか心配なこともありますよね。

また、一回使って捨てるのはもったいないからリサイクルしたい、という方もいるのでは？

そこで今回は冬に大活躍の使い捨てカイロの

正しい捨て方と再利用できる方法をご紹介します！

使い捨てカイロは何ゴミなの？

燃えるゴミ、燃えないゴミなど捨てるときはまずゴミの種類で捨て方が違いますよね。

まずは使い捨てカイロが何で出来ているのか知っていきましょう。

使い捨てカイロの中身

主流の使い捨てカイロに含まれているのは以下の物質です。

使い捨てカイロが温まるのは、中身に入っている鉄粉が空気に触れて「酸化」する、

つまり「錆びる」ことによって熱を発するからです。

その他の内容物は鉄を錆びやすくするための活性剤みたいなものです。

なので、カイロの主成分の多くは鉄ということになります。

ゴミの分類は地域によって違う！

さて、使い捨てカイロの主成分が鉄ということはわかりましたが、

少量ですし、燃えるゴミなのか燃えないゴミなのか気になるところですね。

しかし、実はこの区分は地域によって違います。

例えば東京23区では

杉並→不燃ごみ
新宿→金属・ガラス・陶器類
港→不燃ごみ（金属）

なのに対し、神奈川県の横浜市では燃えるゴミとして扱われています。

なので、もし捨てる区分が気になる方は各地域の回収センターに問合わせてみてください。

使い捨てカイロの正しい捨て方

さて、何ゴミかわかっても、そのまま捨てていいのか、

使用していないものも捨てていいのか、など気になる点も多いですよね。

ここでは、そんな使い捨てカイロの正しい捨て方についてご紹介します。

使用済みの使い捨てカイロの捨て方

使い終わったカイロは熱が冷めてから捨ててください。

温かいまま捨てるとほかのゴミが発火することもありますよ！

また、袋ごとで構いませんが、もし袋が破けて中身が出るようなら

別のビニール袋に中身を入れて捨てるようにすると安全ですよ。

使用前の使い捨てカイロの捨て方

使用前のカイロはまだ発熱する可能性があり、ほかのゴミと一緒にはできないので、

一度使用して熱を冷ましてから捨てましょう。

使い捨てカイロの素敵な再利用方法！

捨てるのはもったいない！

という方に使い捨てカイロの素敵なリサイクル方法をご紹介します。

NPO法人に回収してもらう

NPO法人では地球循環ネットワークの一環として

カイロの中身を「鉄の資源材」として活用する運動をしています。

ごみを資源に生まれ変わらせたい！という方は是非協力してください！

消臭・脱臭剤として使う

使い捨てカイロに含まれる「活性炭」は脱臭効果や空気清浄効果があります。

カイロは小さいので密閉された小さな箱などに入れるくらいでしか効果がありませんが、

靴の中や靴箱、タンスの中なんかに入れておくといいですね。

とはいえ、活性炭の量は本当に少量なので効果は微々たるものですよ。

ガーデニングの肥料に使う

カイロに含まれる「バーミュライト」には保水・通気性がありますし、

「活性炭」は肥料にもよく使われています。

土に混ぜることで農作物にいい効果が得られるそうです。

しかし、これには一緒に含まれている「食塩」を取り除く必要があります。

もし、肥料にしたいなら一度袋から出した粉を水にいれ、

沸騰させて食塩を水に溶かしたあと、ろ過してから使うといいでしょう。

最後に

いかがでしたか？

冬の必須アイテムも使い終わったら適切な方法で処分しないと

事件になったり、ほかの人にも迷惑をかけるかもしれません。

小さなことですが、しっかりやっておくことも大切ですよ！