もちつきでついた新鮮なお餅を食べることが多いお正月。
食べきれずに取っておいたらお餅にカビが生えてた!なんてことありませんか?
長い間飾っておく鏡餅なんかもカビの被害にあいやすいですよね。
カビのついたお餅を食べるとお腹を壊したり、最悪死にいたります!
できれば、カビをつけずに長期保存がしたいものです。
そこで今回はお餅を食べることが多い冬の時期、
お餅にカビをつけないための予防策をまとめてみました。
騙されたと思って試してみてください!
お餅にカビが生えるのはなぜ?
まずは、お餅にカビが生える原因を知っておきましょう。
温度20~30℃で発生しやすい
カビは温度が高いと発生しやすくなります。
暑すぎたり、寒すぎると発生せず、繁殖も止まりますが
なかには低温でも繁殖する(冷蔵庫など)カビもいます。
湿度が高いとカビやすい
カビは水分が多いところを好むので湿度が高いと発生しやすくなります。
湿度50%を超えると好条件、80%を超えるとドンドン繁殖していきますよ!
酸素がないと発生・繁殖しない
カビの胞子や菌糸がつくには酸素が必要不可欠。
酸素がない密封状態だとカビが生えることはほぼありませんよ!
養分のある場所にカビが生える
カビは植物の一種ですが、光合成などで自分から栄養をつくることはできません。
なので、タンパク質や水分などを他の部分から摂取して繁殖していきます。
お餅はデンプン、タンパク質など、栄養豊富なのでカビが生えやすいのです。
お餅にカビを生やさないためには?
カビが生える条件がわかったところで、お餅のカビ予防法をご紹介していきます。
① 素手でベタベタ触らない
素手で触ると汚れが付いたり、水分がついてカビが生えやすくなります。
できるだけ使い捨ての手袋をしたり、飾っているなら触らないようにしましょう。
② 焼酎でよく拭く
つきたてのお餅や飾ってある鏡餅なら、焼酎を染み込ませた綺麗な布巾でよく拭いておくと
アルコール消毒されてカビが生えにくくなります。
毎日やる必要はありませんが、週1くらいで拭いておくといいですね。
③ 密封のタッパにわさびと一緒に入れる
わさびには殺菌効果があります。
密封できるタッパなどの容器にお餅とわさびを乗せたアルミカップを一緒に入れておくと
酸素もなく、菌も殺せるのでカビが生えずに長期間保存が可能になります。
保存中はできるだけ開け閉めしないようにすると、より長く保存できますよ。
④ カイロと一緒に保存する
密閉パックにラップで包んだお餅と4・5回揉んだカイロを入れて保存する方法です。
カイロは酸素と鉄の化学反応で熱を持つので、
密閉パック内の酸素が減り、カビが生えなくなります。
この方法でもなるべく開け閉めしすぎないようにしましょう。
⑤ 水に漬けたまま保存
昔から使われるお餅の保存方法で水に入れて空気に触れさせないようにする保存法です。
毎日水を変える必要がありますが、かなり長期の保存が可能みたいですね。
もしカビが生えてしまったら?
カビは毒性のものが多く、人体に悪影響なものばかり。
なかには耐熱性が強いものも存在するので熱処理しても無駄です。
どんなに小さくても必ず切り取って、できるだけ早く食べてくださいね!
カビは見えないレベルで根を張っているので
取り除くときもカビの表面から3~4cmの深さまで切り取らないと安心できませんよ!
最後に
いかがでしたか?
お正月のお餅は大量に作って保存しているご家庭がほとんどだと思います。
しっかりカビ予防をして安全で美味しいお餅を堪能してくださいね!