地震雲は地震の前兆?予知?そのメカニズムと種類を解き明かす!

kumo世界的に、地震が以前より頻繁に起こるようになった今日、

「地震がいつ来るのか」を考え対策を立てることは

非常に重要です。

 

しかし、地震がいつ来るのかをどうすれば知る事が

できるのでしょうか。

地震の前兆として比較的有名なのが、「地震雲」ではないでしょうか。

今回は地震雲とは何なのか、メカニズムや形状を写真と共にご紹介します。

 

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地震雲ってどんな雲?

 

地震雲とは、地震の前兆として現れる、

異常な形をした雲のことです。

 

皆さんも、あまり見慣れない違和感のある

雲を見たことがあるかもしれませんが、

その中のいくつかが地震雲に該当する可能性があります。

 

地震雲の特徴は、あまり移動しないことです。

 

普通の雲であれば、じっと見ていると風に流されて

移動していく様子が分かりますが、

地震雲にはそれがありません。

 

よって地震雲は、

同じ場所で長時間観察することができます。

 

地震雲が発生するのは、地震が起こる2週間前から直前です。

 

ただ、大地震の後には余震が長い間続きますので、

余震の最中、つまり大地震が起こった後に、

地震雲が観察された例もあるようです。

 

地震雲には、筋状や帯状になっているもの、

竜巻状のもの、固まっているもの等様々な形があります。

 

形だけでなく、青空と雲で空が完全に二分されている

様子が見られることもあります。

その例として、動画をご覧ください。

 

 

明らかに普通とは異質の雲だということがお分かり頂けると思います。

 

この時の場合は、

雲が見られる前に海外で地震が起こっていたようです。

 

 

地震雲は迷信か

 

地震雲は、ただ単にたまたま地震の前後にあった不思議な雲を、

こじつけで地震雲と呼んでいるだけなのでしょうか。

 

これには諸説ありますが、

科学的には次のようなメカニズムだと言われています。

 

地震の時には、地殻の衝突が起きます。

すると、電磁波が生じて上空を通過するようです。

この電磁波が雲を発生させることは証明されているため、

地震による電磁波が地震雲という名の

異常な雲を発生させているのだというわけです。

 

また、形が様々あるのは、

電磁波の強さの違いによるものと考えられています。

 

 

実際にあった地震雲

 

では、実際に観察された地震雲を紹介しましょう。

 

1つ目は、1995年1月17日の

阪神・淡路大震災の際の地震雲です。

 

kumo

 

この地震雲は、1995年1月9日に、明石大橋近くで観察されています。

地震雲の形状の一つである、竜巻状の雲に分類されるでしょう。

 

次は、3.11地震の直前に撮影された地震雲です。

場所は宮城県白石市です。

 

STIL0001

 

明らかに異常な雲だということは見てとれると思います。

 

他にも地震雲らしき雲は頻繁に観察されている様です。

地震雲掲示板」という、地震雲の写真を投稿する掲示板もありますので、

さらに写真を見てみたいという方はそちらもご覧ください。

 

 

地震雲のまとめ

 

今回は地震雲について取り上げていきました。

 

見れば見るほど不気味な雲ですが、

これが本当に地震の前兆として認知されるようになれば、

大災害を防ぐ第一歩になるかもしれません。

 

皆さんも空を見上げて、変わった雲を見つけたら、

地震雲に見られる形状か、長時間そこで観察できるか等を

確認してみると良いかも知れません。

 

とは言っても、地震雲など観察されず、

地震など起こらないのが一番です。

そうであることを祈ります。

 


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