お盆の時は仏前にお供え物を用意しますよね。
なかでも「お菓子」をお供え物として用意することが多いと思います。
しかし、初めてお供え物を用意する方などはお菓子選びに迷っている、
のし紙や表書きをどうすればいいかわからないという方もいるでしょう。
今回はそんなお盆にお供えするお菓子について、
そしてのし紙や表書きについてまとめてみました。
お供えするお菓子の相場は?
故人との関係にもよりますが、大体3,000~5,000円位が相場のようです。
高価すぎると相手方も恐縮してしまいますので、3,000円前後が丁度いいお思います。
相場がわかったらお次はお菓子選びですね!
お供えするお菓子はなにがいい?
基本的にはお盆期間中、仏前にお供えしておけるような日持ちするお菓子がいいでしょう。
常温でも保存できるお饅頭やおせんべい、クッキーなんかがオススメです。
また、親戚が集まってお供え物がいっぱいになったときはお下がりとして持ち帰りますよね。
なので、個別に包装された小さい品物などが好まれます。
逆にいえば、ケーキやアイスといった冷蔵保存が必要なもの、
切り分けないといけない大きな羊羹や包装されていないクッキーの詰め合わせはNGです。
最近では夏らしくゼリーや水羊羹をお供え物として送るのが流行っていますが、
その際は常温でも大丈夫か、日持ちするかどうかしっかり確認しましょう。
さて、お菓子が決まったらお次は包装ですね!
のし紙は必要?水引は?
お盆のお供え物ですから品物がむきだしなおは失礼にあたります。
なので、のし紙は必ずかけるようにしてください。
しかし、「のし」はお祝いごとのみに使われるものなので、
弔事のときには「のしなしの掛紙」を使います。
水引についてですが、色は黒白または双銀、地域によっては黄白を選びましょう。
結び方は、二度と繰り返すことのないようにという意味が込められた
「結びきり」もしくは「あわじ切り(あわじ結び)」で結びます。
結びきり
あわじ切り
さあ、掛紙と水引を選んだら最後は表書きです。
お供え物の表書き
よく、「御仏前」か「御供物」かで迷う方がいますが、
「御仏前」や「御佛前」は現金をお供えするときに使うので
お菓子の場合は「御供物」、または「御供」と書きましょう。
また、表書きは基本漢字のみを使うので「お供物」や「お供」はNGですよ。
これでお盆のお供え物の準備はバッチリですね!
最後にお供え物を送る時期を守れば完璧です!
お供え物を送る時期
基本は“お盆の前日まで”に送りましょう。
地域によっては7月下旬に行ったり、旧暦の日付で行うため毎年日付が変わったりするので、
自分たちの地域のお盆がいつなのか確認しておきましょう。
まとめ
・お供えするお菓子の相場は3,000円前後が妥当
・お菓子は日持ちして小分け包装されているものがいい
・お供え物には「のしなしの掛紙」をかける
・水引は「黒白」または「双銀」、地域によっては「黄白」
・表書きは「御供」または「御供物」と書く
これでお盆のお供え菓子についてはばっちりですね。