年末年始、お正月といえばお雑煮、おしること「おもち」を食べる機会が増えますね!
餅をスーパーで買わず、もち米から餅をつく家庭もいると思います。
また、学校や町内会などで杵と臼で餅つきをするイベントもありますね。
そこで今回は杵と臼で餅つきをしたい方に正しい方法、手順とコツについてまとめてみました。
餅つきの手順
前日の準備
前日の準備として、10人分ならば、(1升=1.4kg)のもち米を研ぎ、
たっぷりの水につけておきます。
臼はよく洗い、水を張っておきます。
杵もバケツなどに入れて、水に浸けておきます。
もち米を蒸す
当日最初にしておくことは、蒸し始める1時間前には、
セイロやザルにもち米をあげておき、水分を切っておきます。
餅つきをする場所にビニールシートなどを敷いて、臼を運んで水を張ります。
杵も水に浸けておきます。
お湯をたっぷりと沸かして何本か保温ポットに入れて近くに置き注ぐ準備をしておくと、
直ぐに湯が沸騰するので便利です。
蒸し器で、下にガスバーナーなり薪をくべるなり、炭をおこすなりして、45~60分程蒸します。
火力はかなり強火で食べてみてちょうど良いぐらいの固さに蒸します。
セイロも2段重ねですれば交互に使えるので、時間短縮になります。
大体20分後ぐらいの目安で2段目を追加したら良いと思います。
臼と杵は、餅つきの10~15分前にお湯を2、3回入れ替えながら温めておきます。
餅をつく
もち米が蒸しあがったら、臼に張った湯を捨てて軽く拭き、もち米を入れます。
熱いのでセイロごと持っていき、臼にひっくり返して布巾と丸いすのこを後から取ります。
杵で米の粒つぶを押して潰すようにこねます。
杵にもちがくっつくようになって来たら、お湯で湿らせます。
返し手はぬるま湯で手を湿らせながら、もちを中心に向かって折り畳むように集めます。
杵でつく人と呼吸を合わせながら、一回つく事に一度返していく要領で、餅を返していきます。
ここが餅つきの醍醐味ですね、息を合わせてテンポよくついていきます。
途中1、2回全体的に餅をひっくり返していき、
なめらかに粒が見えなくなったら出来上がりです。
モチを切る
飯台か何かしら台の上にビニールを敷き、片栗粉を巻いた上に、
つき上がったもちを乗せると、親指と人差し指で作った輪に餅を入れ、
食べやすい大きさに切っていきます。後は手のひらでもんで丸くしていきます。
後片付け
後片付けとして臼は、何回かたわしで洗うと綺麗になります。
臼もたわしでよく洗い陰干しで2日間ぐらい乾かします。
もちのつき方のコツ、丸め方のコツ、注意点
予め用意していたあんこがあるならば、餅を伸ばして中央に置き、
包んで結び口を指でキュッとねじり、くっつけながら手のひらで丸くこね、
結んだ部分が下に来るように表をなめらかにしていきます。
シワは全て下に行くようにねじってくっつけてなめらかにという具合です。
手の平にもよく片栗粉をつけておきます。
片栗粉を巻いたケースに並べ、交互に空気にさらす様に置き重ねておきます。