山形県と宮城県の県境に位置する蔵王連峰。
そこで見られる自然の芸術「樹氷」はもう観に行きましたか?
まだ観たことがない方も今年初めて観に行くという方も美しい樹氷を
楽しむための情報をまとめたので、参考にしてみてください。
蔵王樹氷の見頃はいつ?
樹氷が観られる時期は1月初旬から3月中旬までですが、
時期によって姿かたちが変わります。
1月初旬
樹氷が出来始める時期ですが、小さかったり、
きちんと樹氷になっていないものあるので少し早いかもしれません。
1月中旬~2月中旬
樹氷が安定してできるようになり、一般的に見頃といわれる時期です。
成長途中のものからモンスター、海老の尻尾など、樹氷の変化が楽しめます。
2月中旬~3月初旬
樹氷が出来始めてから日も経ち、完全体と呼ばれるくらいまで成長した姿が観られます。
その樹氷の多さからアザラシ樹氷や蔵王樹氷群と呼ばれます。
例年と2019年の違いはある?
気象庁の長期予報によると1月~2月の天気は平年並のようです。
つまり、昨年や一昨年と同じ位といったところでしょうか。
去年は積雪も少なかったようなので、小さめの樹氷になるかもしれませんね。
綺麗な樹氷が観られる条件は?
せっかく行くなら綺麗な樹氷を観たいですよね。
1、 数日雨が降っていないこと
雨によって樹氷が溶けて崩れてしまいます。
雪ならいいのですが、前日が雨の場合は観ることはできないでしょう。
2、 1~2日吹雪が続いた次の日
吹雪によって打ち付けられ、凍り、崩れ、また凍ることで大きく美しい樹氷ができます。
3、 降水確率60%以下
山の天気は変わりやすく、曇ったり晴れ間がさしたりします。
目安として降水確率60%以下なら樹氷を観ることができるそうです。
観に行く時の注意点は?
自然に左右される
樹氷は自然にできるものなので、天気によって観れないことだってあります。
がっかりせずにスキーや温泉を楽しんでください。
装備はしっかりと
山は何が起こるかわからない場所。
寒さや怪我対策をしっかりして行かないとちょっとしたハプニングに足をすくわれますよ。
樹氷を観に行く時の服装は?
常時氷点下ですし、高いところでは-20℃ととにかく寒いです。
服装はやりすぎ位がいいです。
スキーウェア+あったかインナー
スキーウェアにフリース、ヒートテックと防寒対策に優れた服装がいいです。
登山服でもいいですが、インナーダウンを着るなど少し重ね着が必要ですね。
露出を避ける
耳や首、手、指先、頬など、なるべく外気に触れないようにしましょう。
しもやけや凍傷になる可能性もありますし、なにより寒さに震えながら
樹氷鑑賞は辛いですからね。
あるといいもの
・温かい飲み物の入ったポッド
・甘いお菓子
・ゴーグル、サングラス
・-30℃対応のシューズ
飲み物や食料は水分補給と体力回復に。
高い場所は日差しも強いのでサングラスは便利です。
雪に埋もれながら歩くこともあるので、シューズは寒冷仕様がしっかりしているといですね。
最後に
いかがでしたか?
樹氷を観るには多少の運も必要ですが、天気をチェックし、
現地の状況を知っておけば観られる確率も上がります。
しっかり準備し、良い景色を楽しんで来てくださいね。