スーパーの鮮魚コーナーで新鮮な魚が並ぶ様子は、
いつ見てもワクワクさせられます。
その中でも少し変わった切り身魚の太刀魚。
他の魚とは違い、表面が滑らかで銀色に光る姿は目を引きます。
今回はその太刀魚について、特徴や目利きの仕方まで、ご紹介していきます。
他の魚とは一味違う!太刀魚の特徴
太刀魚は、亜熱帯から温帯に生息する海の魚です。
名前の通り、太刀のような銀色が美しく、
獲物の小魚を獲る際に立ち泳ぎをする特徴が
「タチウオ」と呼ばれる所以と言われています。
スーパーでは切り身で売ってありますが、
実際には1mほどの長い魚です。
太刀魚には、他の魚とは違う特徴がいくつかあります。
まず、鱗がありません。
またヒレも他の魚より少ないため、
ただまっすぐに頭から尾までが続いているような見た目です。
最大の特徴はやはり銀色に光っているところですが、
これはグアニンという銀色の粉上の物質が
体を覆っていることによります。
太刀魚の旬と選び方
太刀魚は年中で回っている魚ですが、
旬は産卵期である7月から11月です。
日本では西側で水揚げが多いです。
特に九州では美味しい太刀魚が多く、
大分の「くにさき銀たち」はブランド品として有名です。
太刀魚を選ぶときのポイントの一つは、大きさです。
小さいものは小骨が多く、大きいものは大味になります。
切り身で売ってある状態では、元の長さは分からないと思いますので、
幅で大きさが程よいものを選ぶと良いでしょう。
また、美しさも選ぶポイントになります。
太刀魚の銀色の源である表面のグアニンが取れてしまっているものは、
身そのものに強いストレスがかかっている可能性があります。
そこで、グアニンが残っている、
つまり銀色が美しいものを選ぶようにしましょう。
美味しい太刀魚の食べ方
太刀魚は上質な味の魚なので、
何と言っても塩焼きが美味しいです。
おうちで頂くときは塩焼きが多いでしょう。
もし新鮮であれば、刺身でも美味しく頂くことができます。
また、あまり知られていませんが、
太刀魚には蒲焼きというレシピもあります。
煮ると崩れやすいので、煮物にするのは難しい魚ですが、
さっとたれをからめる蒲焼きならその心配もありません。
太刀魚は淡泊なようで脂の多い魚なので、
蒲焼きにも実はぴったりなんです。
レシピは動画をご覧ください。
太刀魚のまとめ
今回は太刀魚について見ていきました。
いかがだったでしょうか。
年中出回っている魚ではありますが、
せっかくなら旬の時期に頂きましょう。
塩焼きは飽きた、という方には
蒲焼きを是非作ってほしいと思います!