スポーツ雪合戦とは?競技の公式ルールはある?コツや作戦・戦術は?

雪合戦1

雪国に住んでいる方なら誰しも一回はやったことがある遊び「雪合戦」

子どもの頃、夢中になって友達と玉を投げ合ったことを思い出す方も多いでしょう。

 

その雪合戦をスポーツにした「スポーツ雪合戦」という競技があることをご存知でしょうか?

今回はスポーツ雪合戦について、競技ルールや戦術やコツなどをご紹介します。

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スポーツ雪合戦とは?

 

公式ルールに基づき、各地で行われる雪合戦の競技です。

雪を丸めて2チームに分かれフラッグ奪取と、

ドッジボールの要領で制限時間を決め、残りの人数でポイントを競います。

 

雪を避けるシェルターも設けられ、人数、コートの大きさが規定により決まっています。

引き分けの場合、サッカーのPK戦のごとく、

ビクトリースローという形式で勝敗が決まります。

 

近年ではフィンランドで国際大会が開かれ、海外にも広がりを見せています。

 

スポーツ雪合戦の正式なルールは?

雪合戦2

昭和新山国際雪合戦実行委員会によると、

雪玉は直径約7cmで、壮瞥町民が開発した製造機によって作られます。

 

1セット3分間の1ゲーム3セットで戦い、1セットに投げられるのは90球と決まっています。

各チームプレイヤー7人監督1人で、フォワード担当4人、バックス担当3人の構成です。

 

雪玉を避ける為のシェルターも3個置かれ、

フラッグが自分の陣地と敵陣の適切な位置に置かれます。

2セット先取のチームが勝ちとなります。

 

雪玉を投げ合い、フラッグ奪取、残りの人数共に引き分けて勝敗が決まらない場合は、

ビクトリースローと言って、台の上に発泡スチロールの小さな雪ダルマ等を標的に

両チーム5人がそれぞれ、1人ずつ雪玉を投げていきます。

投げ落とした数の多い方が勝ちとなります。

 

コートはサイドライン40m、エンドライン10mで中央にセンターラインを引きます。

 

シェルターの後ろに雪玉は置かれ、フォワードは直接雪玉を取ることは出来ない為、

バックスとの連携が必要になります。

 

雪合戦の作戦、戦術、コツはあるか?

 

雪合戦マガジンが発行されており、戦術やコツが色々と紹介・特集されています。

 

フォワードはある一定のラインから後ろに下がれず、

バックス担当はオールラウンド移動可能です。

シェルターで敵の雪玉を避けながら攻撃の機会を伺う形になりますが、

山なりのボール(ロブ)で隠れている所を直撃されると、

ただ隠れているのも得策ではありません。

 

ロブの得意な人がいるとその人に全員当てられる可能性が出てきます。

バックスがロブを集中的に投げている隙にフォワード3人が

一度にフラッグを攻めていくとか、

フォーメーションを1トップ、2トップどちらにするかだとか悩むところです。

 

自分達のチームの研究としてビデオを撮り、ストレートとロブの球種毎の

1人1人の選手のヒット率を調べ、どの位置に持っていくと良いかを考えます。

また敵チームのキーマン、ウィークポイントなどをじっくりと調べ、

そのデータを元に攻めていくという方法を取るチームもいるそうで、

まさに「合戦」の名前が相応しいスポーツです。


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