線香花火を長い時間楽しむ方法は?知らないと損する雑学を紹介!

cats1夏といえば、キャンプに海水浴

そして思い出の締めは砂浜で行う手持ち花火

ではないでしょうか。

 

花火大会で、大きな花火を見るのも良いのですが、

特別な資格も必要なく、大人と一緒であれば

子供からでも楽しめるように、おもちゃ売り場でも手軽に手に入りますよね。

 

今回は、淡く切ない気持ちにさせる線香花火についてまとめていきます。

 

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線香花火のバリエーションを覚えよう!

 

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皆さんは、線香花火に燃える段階があることをご存知でしょうか。

細かく見て、以下を覚えて観察しましょう!

 

①まず火を付けると炎がボッと勢いよく燃えるかと思います。

花火の大きな音が駄目で、紐怖い小心者の筆者も、

花火をする際は、安全・安心な線香花火を選ぶのですが、

この勢いよく火が付く瞬間が1番緊張しますね。

 

この現象を、「牡丹」と言う言葉で表します。

 

②続いて、「松葉」と呼ばれる

火花が飛び散る姿に変化していきます。

 

この松葉は、状態が良ければ火花が30cmにもなるとか。

 

小さな範囲でも行える線香花火ですが、

最大に広がる大きさを頭に入れて、

子供と一緒に遊ぶ場合は広めに間隔を取らせるようにしたいですね。

 

③松葉から火花は除々に下へと伸び、

まるで枝垂れ桜を表しているよう…。

この状態を「柳」といいます。

 

④そして最後の力を振り絞って弾ける姿を「散り菊」と言い、

最後は丸くなって地面に「ポトリッ」と落ちるのです。

 

さて、この4つの変化が起こる仕組みですが、

炎の変わり方には、火薬に含まれる

木炭・硫黄・硝酸カリウムが鍵となっています。

 

つまり、火を付けることで、

これ等の物質に「化学変化」が生じているのですね。

 

「牡丹」から「松葉」になるまでの間には、

火花が飛んで、周囲の酸素を取り込むことにより、

炎が除々に大きくのが分かります。

 

材料はとても簡素な線香花火ですが、

微妙な加減での配合が難しいのです。

 

 

高くてもやっぱり日本産が良い!

 

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近年では中国産の線香花火が増えてきましたが、

日本で生産されたの花火の方が、

火花の変化が美しく出る他に、花火が長く持つとのこと。

 

手で持つタイプの花火の火薬の先、

「こより」ひとつ取ってもその差は生まれます。

 

きっちり火薬を量って入れていますので、

計算された美しい花火を見ることが出来るのです。

 

その火薬量は、0.06±0.02と言った

微々たる範囲の中で制作されている線香花火。

 

仮に0.1g以上火薬を付けてしまうと、

火を付けた後に出来る「蕾」と呼ばれる火の玉が途端に落ち、

花火を楽しめなくなってしまうのです。

 

伝統ある純国産線香花火の中でも、

高級なのが「花々(はなはな)」です。

 

日本でたった3社のみの線香花火を作っている

「筒井時正玩具花火製作所」がこの花火の生みの親なのですが、

40本入りで1万円もするということで、

以前テレビでも取り上げられていましたね。

 

高級花火らしく木の箱に入っているのもまた風流ですね。

 

とてもじゃないけど、そんな値段には手を出せない、

という方はこちらの動画をご覧下さい。

 

(動画元yuki)

 

これが、先程の「筒井時正玩具花火製作所」が制作した花火です。

柳の流れが美しく、花火自体も長く楽しめるのがお分かり頂けるでしょうか。

 

 

長い時間楽しみたい線香花火の持ち方!

 

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線香花火を出来るだけ長い時間、特に火の玉を落とすことなく続けたい!

 

皆様のお気持ち、良く分かります。

ここで、1本の線香花火で長く楽しめる方法をご紹介しましょう。

 

まず、線香花火には、軸も和紙状になっている「長線香花火」と、

「すぼて線香花火」と呼ばれる、先端の火が付く部分のみが黒く、

その他は藁で作られている物とがあり、

この「すぼて線香花火」は軸がしっかりしていて、持ち易いのが特徴です。

 

さて、この2種類が主として使用されている線香花火ですが、

点火した後花火を長持ちさせるには、

持ち方から見直さなければなりません。

 

軸がしっかりしている「すぼて線香花火」は、

端を持ち、斜め上に向けて楽しみます。

 

逆に「長線香花火」は立てられませんので、

端を持ったら、斜め下に向けて構えます。

 

軸がしっかりしていて持ち易く、

風にも負けないイメージのある「すぼて線香花火」を好む人が多いと聞きますが、

この「すぼて線香花火」を元により長持ち出来るように作られた物が、

和紙をひねって作られた「長線香花火」なのです。

 

どちらが手に入れやすいかは、地域によって異なるそうなので

両方が手に入った場合は比べてみても面白いかもしれません。

 

気になるのが、端を持った方が火が長持ちする、という点ですね。

 

これは火を点いている部分を持つと、

火花の力を受けやすく、その衝撃でつぼみがおちてしまうからです。

 

この作用を利用して、上部の紙部分に切り込みを入れて

衝撃を吸収しやすくしたり、

事前に火薬のふくらみの上部を微妙にねじって補強してみましょう。

 

この、裏ワザを使ってお友達とどちらが早く落ちるか競ってみましょう!

 

 

線香花火のまとめ

 

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線香花火のミニ知識を得られましたでしょうか。

 

既に花火大会も始まっています。

砂浜で空に咲く打ち上げ花火を観賞しながら線香花火で遊ぶ、

なんてイキな楽しみ方をしても良いとおもいますよ!

 


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