今年もお歳暮を贈る時期に迫ってきました。
そもそもお歳暮って誰に贈るものなの?何に気をつけておけばよい?
などいざ考えてみると分からないことが多いですね。
そんなあなたに、今回はお歳暮を贈る際に気を付けるマナーについてまとめてみました。
お歳暮はどんな人に贈るべき?
お歳暮はもともとは年の暮れにお世話になった方々に贈る行事ごとだったのですが、
近年は両親や親戚等の身内、知人、友人などにも
「これからも宜しくお願いします」という意味で贈る人が増えてきているようです。
逆に上司や子供の学校の先生の方への贈り物は禁止されているところも有るようです。
まずは周囲の人へ一度確認してから決めてみるべきでしょう。
また習い事の先生にお歳暮を贈るのは問題は無く、よくあるようです。
お歳暮本来の決まり事も中にもある様です。
お歳暮を贈る際に気を付けるべきマナーのまとめ
熨斗(のし)や水引きの基本マナー
お歳暮にかける熨斗(のし)ですが、持参の場合は外のしが基本です。
逆に運送会社に頼んで配送する場合は大概の場合、内のしにします。
なお水引きは、紅白の蝶結びのものにします。
ただし、 魚や肉等の生臭いものには、のしはつけないそうです。
のしの表書きは上段が「お歳暮」か「御歳暮」、
下段が名前の名字のみか姓名両方書くかにします。
近年、短冊のしを使う方も多くいます。
お歳暮を手渡しする場合のマナー
手渡しの場合は、デパートの袋で済ます人が多くそれでも構わないと思いますが、
本来は風呂敷に包みなおし、持参するのがマナーになるそうです。
急に訪問する場合は、事前に「これからお伺いしたいのですが」や
「玄関先ですぐに失礼しますので」などの電話連絡をしてお伺いするべきです。
先方が、仕事でなかなか家に居られない場合は休日に伺います。
訪問する時間帯は、早朝とご飯時は避けて、午前10~11時、午後14~16時くらいにします。
急な訪問の時は、玄関先で渡した後、直ぐに失礼をするのがマナーです。
手渡しするときは、先にご挨拶をしてから、
のし書きが相手方に正面より読める様に品物の向きを正して両手で渡します。
デパートの袋で持参する時も紙袋より出して同じ様にします。
お歳暮を配送する場合のマナー
直接手渡しするのが一番丁寧な方法ですが、
最近は忙しかったり、遠方だったりと配達してもらう方が多くなってきています。
宅配便で済ます場合は、送り状を一緒に送るのがマナーです。
同封にするか、品物が届く前に送るかにしましょう。
送り状の文面は、日頃、お世話になっている事のお礼や、
お歳暮を送りましたということを書いて送りましょう。
旦那に来た場合に奥さんが代理でお礼状を書くときは、
最後に旦那の姓名の横に内と書くのがマナーです。
お歳暮を贈る時期はいつ?11月に贈っても失礼にならない?
12月上旬~12月20日までが平均的な御歳暮を贈る時期です。
12月10日から20日の間に送るのが正式なマナーとはされていますが、
最近の傾向として11月末から早めに贈る人が多くなってきている様です。
ただ、鮭や昆布巻き等、正月用品に限っては年末ギリギリでも良いでしょう。
反対にお歳暮を贈る時期を逃してしまった時は、のし書きを変えて出すと良いと思います。
・12月20日を過ぎた頃~年内ならば寒中見舞、寒中お伺、
・1月1日(元旦)~1月7日(松の内)ならば御年賀、新年のご挨拶、
・松の内を過ぎたら2月4日の立春の頃までは寒中御見舞、寒中お伺
で贈ると良いそうです。
両親や義父母にお歳暮を贈るべき?
お中元もお歳暮も気持ちですから、基本的に贈っても贈らなくても良いそうです。
普段してもらうばかりなのに、たまには返さないといけないかなぁという気持ちがあれば
贈れば良いのではないでしょうか?
ちなみに私(男)は実家に二世帯暮らしですが、
毎年義父母にはお歳暮を贈っています。両親には贈っていません。
贈りたい方が喪中の場合、贈っても失礼にならないの?
本来の意味が日頃の感謝の気持ちを表すものですから、
贈り相手が喪中でも関係ないのだそうですが、
贈る時期として、初七日が終わらぬうちや、法要の日に持参は避けましょう。
のしを少し控えめにシンプルなタイプの短冊にするといった気遣いも良いと思います。
また、時期を少しずらし、寒中御見舞、寒中お伺にのし書きをして送っても良いと思われます。
他、松の内のおめでたい時期も避けましょう。
お稽古事、習い事の先生に贈るべきか?(自分自身、子供の先生など)
親身になって教えてくれたり、プライベートでも仲良くなってしまう先生も
中にはいると思います。
感謝の気持ちを形にしたいと思った時に贈られたらいかがでしょうか?
学校の先生や上司に贈るのは、余り良くないかな?と思う面が有りますが、
習い事の先生に贈る分には問題無い様に思います。