四国の三大祭りと言えば、
「阿波踊り」「よさこい祭り」「新居浜太鼓祭り」とありますが、
阿波踊りと、よさこい祭りに関しては有名です。
今回は、この中でも地方ではあまり知られていない、
『新居太鼓祭り』の面白さについてまとめます。
新居浜太鼓祭りとは?
この祭りは、男衆が大きな太鼓の乗った、
豪華に飾り付けした山車を担いで練り歩くお祭りです。
途中途中で、他地域の山車と鉢合わせをし、
『かきくらべ』と呼ばれるパフォーマンスをします。
パフォーマンスの内容としては、車輪を取った状態で、
山車を高く担ぎ上げる「さしあげ」や、
山車をぶつけ合うようにして喧嘩を行います。
この喧嘩の際に、房が割れたり、
地面に着かないように上げ続けるなど耐久性を競っているのです。
このような事から、喧嘩祭りのひとつとして数えられているのですね。
初めて見に行ったお客さんは、
その激しさに圧倒されてしまうようです。
オススメのかきくらべ会場
新居浜太鼓祭りは、愛媛県新居浜市にて
毎年10月16日から3日間又は、10月15日からの3日間で行われています。
是非見ておきたい『かきくらべ』の会場としては、
大江VS東町や、久保田VS中須賀や、東町VS西町が見所。
同じ川東西部地区でも、垣生校区と多喜浜地区も祭りで争います。
こちらの会場は、多喜浜駅前や、八幡神社で見るのが良さそうです。
怖いけど見てみたい喧嘩って何?
新浜太鼓祭りにおける、
喧嘩とは互いに太鼓台を鉢合わせの際にぶつけ合うこと。
お祭りの流れや、古くからの因縁対決として行われることが多いのですが、
過去に死亡者は出てしまう程危険な行為であり、
警察が取り締まりを強化しています。
男衆からしてみれば、自分達は祭りに集中しているのだから、
ケガする場所で見るな!と言う方もいるとの情報もあるようです。
また、この取締りの強化の中でも、
相手に勝つ為に山車を強化するべくワイヤーを使ったり、
鉄板や鉄車輪までも利用しているそう。
少し怖くなってきました。
この喧嘩に巻き込まれると、
祭りを楽しむところではありませんので、
なるべく離れて観戦しましょうね。
古くから喧嘩を続けている『因縁対決』で有名なのが、
川西地区では大江と東町・久保田と中須賀・西町と江口と西原とが
激しいバトルを繰り広げているのです。
反対に、上部に位置する地域は、
殆ど喧嘩せずに祭りが行われているようです。
こちらも安全第一に、大迫力の山車を見てみたいですね。