最近は日本でもクリスマスカードが流行ってきましたが、
日本には喪中というものがありますよね。
喪中はがきが届いた場合、クリスマスカードを寒中見舞いとして使ってもいいのか?
また、喪中の方にクリスマスカードを出してもいいのか?
などよく分からないですよね?
今回はそんな喪中とクリスマスカードに関する疑問にお答えします。
クリスマスカードと喪中の関係
まず、大前提として海外に喪中という習慣はありません。
なので、クリスマスカードの概念として喪中は関係のないものとなっています。
しかし、日本国内ではやはり喪に服することが尊ばれているので、
クリスマスを祝う行為にあたるクリスマスカードは注意が必要です。
喪中はがきの返信にクリスマスカードは大丈夫?
寒中見舞いの代わりとしてクリスマスカードを使うのははっきり言ってNGです。
そもそもクリスマスカードと寒中見舞いは根本的に意味が異なります。
クリスマスカードの意味
・クリスマスのお祝い、そして新年のお祝いをするため
・自身の近況報告など
寒中見舞いの意味
・年賀の挨拶ができない代わりの挨拶状
・ご遺族がさびしい新年を迎える事への慰めと励ましをするため
・こちらからも年賀状を遠慮させていただく旨を伝えるため
お祝いごとを控えている相手に対して、お祝いだね、おめでとうは失礼ですよね。
なので、ここは寒中見舞いでお返ししましょう。
喪中の相手にクリスマスカードを送っても大丈夫?
寒中見舞いを出すという前提で、それとは別にクリスマスカードを出す場合は、
いくつかポイントを抑えておけば問題ありません。
1 お祝いの言葉は控える
クリスマスや新年の言葉は控え、自身の近況や相手を思いやる内容の
メッセージにするといいでしょう。
2 なるべく色や絵柄が地味なデザインのものを選ぶ
喪中ですから、派手なものは控えるのが無難です。
雪だるまや氷の結晶など、冬を連想させるものがいいと思います。
喪中はがきをいただいてから年始まで時間が空くときや、
相手の身辺状況が気になるようでしたら贈ってあげると喜ばれると思います。
喪中の身だけどクリスマスカードを送っても大丈夫?
始めに説明したとおり、海外の方になら問題はありませんが、
日本の方には少々非常識に映る可能性があります。
国内の方に送りたい場合はお祝いのメッセージは控え、近況報告くらいがいいでしょう。
海外のお友達や知り合いが近親者を亡くされた場合、クリスマスカードを送ってもよい?
もちろん問題はありませんが、悲しんでいる相手の気持ちを汲んだ
メッセージも添えておきましょう。
まとめ
・クリスマスカードは寒中見舞いとして使ってはいけない
・喪中でも相手を思いやるメッセージがあれば大丈夫
・海外は喪中の習慣がないので送っても問題ない
疑問は解決しましたでしょうか?
何事も気遣いや思いやりが大切ですから、
よく考えてからクリスマスカードを送ってくださいね。