キャベツの上手な冷凍保存の方法!変色や栄養劣化を防ぐには?

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キャベツは安いからといって丸ごと一玉買うと

量が多すぎて食べきれないなんてこともありますよね。

 

しかも、食べ過ぎて飽きちゃったり、野菜室の隅でいつの間にか腐ってたなんてことも…

そんなときに便利なのが長期保存可能な『冷凍保存』です。

 

でも、キャベツは方法次第では冷凍保存が向かない場合もあるのをご存知でしたか?

 

今回はそんなキャベツの冷凍保存の正しいやり方と注意点をご紹介します!

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キャベツは冷凍保存に向かない野菜!?

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水溶性ビタミンを多く含むキャベツは冷凍することで栄養価が落ちてしまうことがあります。

 

これはキャベツに含まれる栄養が水分に詰まっているため、

冷凍時にその水分が凍り、解凍時に溶けだすことで栄養が抜けていってしまうのです。

 

また、冷凍保存は長期保存に適していますが、保存中も酸化は進んでいきます。

 

酸化が進むとキャベツが茶色に変色し、

見た目も味も損なわれてしまいうので防がなければいけません。

 

しかし、やり方によっては栄養価を極力落とすことなく、

変色も防いで美味しさそのままに冷凍保存することができますよ!

 

 

「ブランチング」と「急速冷凍」が鍵

 

野菜を上手に冷凍保存するポイントは「ブランチング」「急速冷凍」です。

 

ブランチングは加熱処理のことで、

野菜の変色防止、味や栄養価が落ちるのを防ぐことができます。

 

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加熱方法は主に“ボイル(茹でる)”で、キャベツなら10~15秒で十分です。

 

 

急速冷凍は野菜の細胞を破壊することなく、

なるべく新鮮な状態を保ったまま冷凍保存するときに必要な方法です。

 

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大体「-18℃」以下なら急速冷凍できるみたいですね。

 

最近は冷凍技術も進歩しているので、

家庭用の冷蔵庫もパワーを最大にすれば急速冷凍できます。

 

さらに急速冷凍できる方法もあるので、後ほどご紹介しますね。

 

 

キャベツの上手な冷凍保存のやり方

 

ポイントがわかったところで、早速冷凍保存の方法をご紹介します!

 

1、 芯を取り除き、5cm角にザク切り

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大きすぎると解凍後の調理が面倒ですし、

小さすぎると変色やシャキシャキ感が損なわれるのでこのくらいがベター。

 

 

2、 熱湯に10~15秒ボイルしたあと、サッと冷水に付ける

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ブランチングしたあとは粗熱をとるため、サッと冷水につけて水気をとりましょう。

 

もし、生で冷凍したい場合は塩をまぶすか、レモン汁を少しなじませると

酸化による変色を防げますよ。

 

3、 冷凍用の袋に入れて空気を抜く

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ジップ付きの袋に入れたら、ストローなどを使って中の空気を出来るだけ抜きましょう。

酸化を防ぐだけでなく、冷凍時間も短くなりますよ。

 

 

4、 アルミトレイにのせて冷凍庫へ

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熱伝導率の良いアルミのトレーにのせることで急速冷凍しやすくなります。

他にもアルミホイルで包んであげるのも効果的です。

 

 

5、 解凍は熱湯をかける

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自然解凍はじわじわと熱を奪うのでキャベツがしんなりしてしまいます。

熱湯で瞬時に解凍したほうがシャキシャキ感を残すことができますよ。

 

もし、スープなどに使う場合は凍ったまま調理に使って大丈夫です。

 

 

保存期間は2週間~一ヶ月ほど

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冷凍保存は長期保存がきく保存方法なのですが、

あまり長く冷凍していると冷凍焼けによる乾燥でキャベツがカピカピになることがあります。

 

また、凍りすぎで繊維がボロボロになっていき、

食感が悪くなっていくこともあるので早めに食べるのも大事ですよ。

 

 

最後に

 

いかがでしたか?

 

キャベツは野菜のなかでも冷凍保存に気を遣う食品です。

大雑把にしてもいいですが、長く保存したい時はしっかり下準備したほうがいいと思います。

 

とはいえ、お好み焼きや野菜炒めなど、色んな調理方法がある野菜なので、

「保険」くらいの気持ちで冷凍保存を使うといいかもしれませんね。


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