浅漬けやお鍋の具材として重宝される『白菜』は冬になるとたくさん出回るので
寒くなるってくると食べる機会も増えてくると思います。
しかし、一般的には栄養がなく、食感だけ楽しむ野菜と思っている方が多いようです。
でも、実はとっても栄養があって長持ちする野菜で、冷凍すると良い野菜でもあるのです!
今回はそんな白菜に関する豆知識をご紹介したいと思います!
白菜が持つ栄養と効能
便秘解消
お腹の調子を整えて、便の排出を促してくれる食物繊維。
白菜は食物繊維の多い野菜と言われており、100gで約1.3gの食物繊維を含んでいます。
白菜は大きさにもよりますが、外側の葉っぱ2枚で約100g、1/2カットで約600gなので
お鍋にして食べれば一日の食物繊維の摂取目安の1/4~1/2を摂ることができますよ。
高血圧予防・利尿作用・むくみ解消
白菜にはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは高血圧の原因である余分なナトリウムを
尿と一緒に体の外に排出する働きがあるため、高血圧予防にオススメの栄養素です。
また、体外にナトリウムを排出するための利尿作用によって、体の水分も排出するので
デトックス効果、むくみ解消の効果も得られます。
抗がん作用
白菜には「グルコブラシシン」という物質が含まれています。
この物質はがん細胞の増殖を抑えるほか、
発がん性物質を大概に排出する働きがあるので、抗がん作用があると言われています。
とくに乳がんに関わる抗がん野菜として効果を上げているようです。
体調を整えるビタミン群
養生三宝と呼ばれる白菜は精進料理に欠かせない食材です。
その理由はバランス良くビタミンを含んでいるから。
ビタミンB1、B2、B6、B12といったB群をはじめ、
ビタミンC、E、Kを含んでおり、白菜ひとつでかなり体調を整えることができます。
肌の調子を良くするので美肌効果もありますし、風邪予防にもなりますよ。
ただ、含有量はそれほど多くないので毎日たべるといいですね。
冷凍白菜の効果
寒ければ寒いほど甘みが増す
白菜は寒い季節、寒い地域ほど大きく、おいしいものが多いですよね。
これは白菜が凍結しないように
デンプンなどの養分をショ糖やブドウ糖に変化させるからなんです。
なので、白菜は冷凍するととっても甘くなりますよ。
実が柔らかくなる
白菜は他の葉野菜よりも細胞が大きく、隙間が多いのでスカスカです。
なので、凍らせると細胞が潰れて繊維がほつれ、食感が柔らかくなります。
茹で時間が短縮できるほか、味も染み込みやすくなって調理時間を短縮できますよ。
栄養を保持できる
野菜はどれも収穫した時からガンガン栄養が減っていき、
生の状態で一週間保存すると約5割減ると言われています。
しかし、冷凍保存することで栄養の減少を約3割にまで抑えることができるのです。
甘みも増すので一石二鳥ですね!
保存方法と調理の注意点
白菜の栄養は水溶性
白菜は煮込んで食べることが多いですよね。
白菜の栄養は水溶性なので、ほとんどが煮込んだ“汁”に出てしまいます。
なので、調理時はゆで汁は捨てないように、
そして、茹ですぎて栄養を逃さないようにしましょう。
縦にして保存する
白菜は横にすると葉っぱに負担がかかってしまいます。
するとその部分から痛んできてしまうので保存期間が短くなってしまうので、
カットしたものでもなるべく立てて保存するといいですよ。
冷凍するときは早く凍るようにする
生の状態から冷凍するときはいいのですが、
茹でたあとは栄養がどんどん減っていくのですぐに凍らせましょう。
なるべく最大パワーで凍らせたり、氷水で冷やしてから冷凍庫にいれるといいでしょう。
最後に
いかがでしたか?
これからの季節、白菜は大活躍なのがわかりましたね!
いっぱい食べて健康になる白菜は美味しさもこの時期が一番です。
大量に買っても冷凍保存すれば長くもちますし、美味しさも増すので最高ですね。
大人も子供も白菜をたくさん食べて、元気いっぱいの冬を過ごしましょう。