寒くなると指や手のひらにできるひび割れやぱっくり割れ。
水につけるとしみるし、手を動かしても痛いですよね。
そんな皮膚の割れ、ハンドクリームや絆創膏で治らないからといって
接着剤で傷を塞ぐなんてしていませんか?
原因さえわかれば治療もできて、きれいな手に戻りますよ。
ひび割れは手荒れの悪化が原因
手のひらにひび割れができるのは、手荒れの症状が悪化しているからです。
手荒れはまず指先からできはじめ、治さずに進行していくと手のひらにもできはじめます。
手のひらがひび割れている人は指先にもひびがあるはずです。
手荒れの種類
一般的に手荒れと言われている症状は、
「手湿疹」や「進行性指掌角皮症」という病名があります。
手湿疹
手の皮膚に起きる様々な症状の総称のようなものですが、
多くはアトピーや乾燥によって肌のバリア機能が低下し、
皮膚が炎症を起こすことをいいます。
進行性指掌角皮症
指や手のひらの皮膚の角質が固くなり、肌が鱗のようにカサカサになる、
亀裂が入るといった症状が特徴。
名前のとおり、治さなければ進行します。
手のひび割れは主にこれのことです。
なぜ割れるの?
手荒れの原因として、
1 水仕事が多い
2 洗剤やせっけんが肌に合わない
3 乾燥
4 血流が悪い
などが挙げられます。
ひび割れで多いのが③と④です。
冬場は寒く、手先などが冷えると血流が悪くなり新陳代謝が低下します。
さらに乾燥によって角質などが固まっていき、肌がカサカサしていきます。
肌は乾燥すると角質が剥がれ、下の柔らかい皮膚がでてきますが、
新陳代謝が十分働かないので角質は固くなる一方。
固くなった皮膚は裂けやすくなるので、ひびが入ったように肌が割れてしまう、
といった具合です。
ひび割れ、ぱっくり割れの治療法
・患部をお湯でよく温めたあと、軟膏などの保湿剤を塗る
・マッサージをして血行を良くする
・なるべく手を使わない
ひび割れの原因である乾燥と血流の悪さをなくせば、自然と治っていきます。
もちろん手荒れの原因になるようなことをしてはいけませんし、
割れが消えるまでは裂けやすいので注意です。
ただし、症状がひどい場合は病院で診断を受け、ステロイドなどの治療も受けましょう。
ひび割れの予防法
ひび割れはカサカサ肌が進行したものと思ってください。
基本は肌にダメージを与えず、保湿やマッサージで手のケアをしていればなりません。
瞬間接着剤で割れを閉じるのは大丈夫!?
血が止まらなかったり、縫うことのできない傷口に瞬間接着剤を塗って
くっつけるという治療法。
実際、医療用瞬間接着剤があるくらいなので方法としてはありです。
しかし、手荒れのひび割れに関していえばあまりオススメしません。
なぜなら、
・傷は塞げても治すことはできない
・傷の回復が遅れる
からです。
保湿と自然治癒が手荒れの最も効果のある治療法なわけですが、
瞬間接着剤はそれを阻害する恐れがあります。
いかがでしたか?
ひび割れが起きても放っておかず、しっかりケアしましょう。
手荒れが進行するとさらに重い症状になりますよ。