秋になると公園の雑木林や道の隅っこでトゲトゲの“イガ栗”をよく見かけますよね。
子供たちもイガ栗を見つけては持って帰ってきたりもするでしょう。
せっかく拾った秋の味覚、食べようとして皮を剥くのですが、
硬いのでなかなか剥けてくれないし、丸いので刃が滑る時もあって危ない、
渋皮も剥かなきゃいけないなどなど、結構面倒くさいものです。
そこで今回は剥くのが大変な栗の皮を簡単、お手軽に剥く方法をまとめてみました!
ご家庭でもできる方法なので、この機会に栗料理にも挑戦してみてはいかがでしょうか?
イガを取ろう!
まずは実をおおうトゲトゲのイガを剥かなければいけません。
でも、手で剥こうとすれば針が刺さって痛いですし、
ハサミを使おうとしても針が邪魔だったり、固くて切れなかったりしますよね。
そこで重宝するのが昔から使われている「靴で剥く」方法です。
針が刺さらないような底の厚い靴を履き、
イガ栗についている割れ目に沿って踏むだけで簡単に栗が取り出せます。
栗を拾ったときにイガを取ってしまえば一石二鳥なのでオススメです。
簡単にできる!4つの皮むき方法
栗の皮は硬いうえに渋皮まであって結構面倒くさいですよね。
ここではそんな栗の皮むきを簡単、すぐにできる方法をご紹介ていきます。
1、 圧力鍋で茹でる
圧力鍋で茹でると、鬼皮と渋皮との間にある隙間の空気が膨張し、
皮が実から剥がれやすくなります。
やり方
① 栗の頭に十字の切り込みをいれる
② 圧力鍋に栗を入れ、栗が浸るまで水を入れる
③ 圧力がかかってきたら中火で7分ほど加圧する
④ 茹で上がったら湯切りし、粗熱をとったら皮を剥きます
剥く時はこんなかんじです!↓
この方法はかなり一般的なうえ、一番剥きやすいと評判の方法ですよ。
2、 一分~三分ほどボイルする
次に簡単なのが鍋で軽くボイルする方法。
これも皮と実の間の空気が膨張、そして鬼皮が柔らかくなるので剥きやすくなります。
やり方
① 沸騰したお湯に栗を入れる
② 1分~3分ほどボイルし、湯切りする
③ 粗熱をとったら皮を剥く
鬼皮をスっと剥いたあとは渋皮も包丁で剥くことができます。
切れ味のいい包丁を使えばさらに簡単に剥けますよ!
3、 網焼きしてから剥く
お次は皮を焼いてから剥く方法です。
圧力鍋がないご家庭やボイルしないで調理したいときに使える方法です。
やり方
① 栗の下に切り込みを入れる
② 切り込みを下にして網に置き、強火で焼く
③ パチパチと鳴り始めたら転がして表面をまんべんなく焼く
④ 表面が焦げてきてパリパリになったら火を止める
⑤ 粗熱をとったら皮を剥く
この方法は遠赤外線の出る“セラミック製の網”でないとできない方法なのでご注意を。
このあとは栗をボイルするなり、栗ご飯として炊くなりして調理してください。
4、 特殊なハサミで剥く
最後は栗の皮むき用に作られたハサミで剥く方法です。
このハサミは「栗くり坊主」とも呼ばれ、
鬼皮・渋皮をとっても簡単、安全に剥くことができる便利アイテムです。
どれだけ簡単かは動画を見れば一目瞭然です!↓
そのままでもいけますが、圧力鍋で加圧したり、
ボイルしてから使うとさらに効率的だと思います。
大体2000円前後で手に入るので家に一ついかがでしょうか?
最後に
いかがでしたか?
秋の味覚のなかでも、もっとも季節感を感じるのが栗だと思います。
ちょっと栗林に赴けば嫌というほど拾えると思うので
この機会に旬の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?